花とウォーキングシューズ

お花写真と俳句などです

映画『自転車泥棒』

これなーんだ?

分かるかな?

わかるよね。

 

 

こういうものです。

 

 

涼しかったので、午後の公園散歩へ。

曇り空の白い百日紅はなんだかとりとめもない花。

 

 

お。

どんぐりがもう実をつけているのを発見。

 

 

クヌギかな?コナラかな?

ピントが合わないけど失礼。嬉しい木の実でした。

 

で、UNEXT観てみました。

自転車泥棒 (映画) - Wikipedia

 

歴史ある名画なんだけど、テレビでも見そびれていて、ようやっとの今日でした。

とてもシンプルな作りですが、人々の 心理がひしひしとして、ただならなかったです。

映画を観ると、描かれた他人の人生に近く触れることができるのか、

考えなしの私でもちょっとものを考えます。

人ごとをつぶさに見ると、自分の今の在り方に客観性が持てたりして。

 

以前だったら、こういう映画を見ると、戦後社会の貧困の粗っぽさに、いたたまれなさを感じたかもしれないけれど、

今は八方塞がりという状況にいたく共感できるのでした。

出口が見えない状況にいる人、実は大多数かもなんて。

凡人たるもの、八方塞がりをどう過ごすかの工夫で味を出すしかないのかも。

 

しかし、物事が軌道に乗らないとき、躍起になると、かえって状況を悪化させるような気がします。

が、

どうにもならないものはどうにもならない。

 

さて、映画の中でとても救われるのは、

苦境に陥る主人公を助けようとする人、暖かく接する地域の有力者のような存在が当たり前のようにあることでした。

ゆとりと力のある人が、世の中のことを何もかもわかっていて、やはり哀しみと苦さをあじわいつつ、可能な限り暖かく生きようとしているのです。

かといって、必死になって生きているほとんどの人には、その有力者たちもたいして救いにはなっていないのですが。

 

そういえば、私もとても苦しかった時、地域のお年寄りには大変お世話になりました。

こちらの方は時代と場所が違うせいか大変な救いになりました。

 

早晩、年齢的には私もお年寄りの域に入るはずですが、

ゆとりと力を持つのは長年の積み重ねが必要の様で、

私自身はなんだか、塵芥のようなお年寄りになってしまいそう。

人生経験は病気の経験しかないようなものだけど、

なんとか他人のこと、少しでも親身に理解できるようになりたいなあ。

大切なのはゆとりだわ。

なんていろいろと思いを巡らせたのでした。

 

たまに観る映画。良いものです。

初めてのUnext、31日間無料なので、しばらく観ます。

今日はへっぽこ俳句など休みます。