花とウォーキングシューズ

お花写真と俳句などです

福祉リサイクルショップの陶器

写真左の花瓶200円。右の醤油さし100円。


今度再開する陶芸。

なにか作品作りに参考になるものはないかと近所をうろうろしていたら、障碍者福祉リサイクルショップの棚にあったこの二つの陶器が目に留まった。

写真で伝わるかどうかわからないけれど、見ていてとても安らぐし、今のところ飽きない。

元値はどんなもんだかさっぱりわからない。1000円くらいするかも。

店に置いてある品はすべて寄付品だと思う。

元値0円でなければあり得ない値段だ。

時折、近所でお茶なんかやっていた人が物を処分することがあるらしい。

地味な店先が趣味の良いお茶碗や水差し、花瓶などで一遍に華やぐ。

そういう時は狙い目。

要らぬものなんか買うなというご時世だが、

体調が悪くてペット飼えないので、と、言い訳して時折買う。

飽きたら、同じリサイクルショップに持っていく。

ただで引き取ってくれる。

おかげで顔なじみになってしまった。

また来たのか!とうろんな顔を向けられる。

自分も障碍者だとはもちろん明かしていない。

が、正直、立ち働いているスタッフのことを仲間のように感じるし、無器用でも必死な様子は私よりはるかに健全だと思う。

みな知的障碍者だ。チームを組んでいる。

寒い中でも呼び込みをやったり、チラシを配ったり本当によくやっている。

地域の人たちも、結構立ち寄っている。

特にお年寄りや、外国から移住してきた人が来る。

決してきれいなところでも、落ち着くところでもないけれど、

スタッフに冷たいあしらいをする客はいない。

お金の計算をお客が手伝ったり、かばい合うようなやり取りがある。

売上なんて、子供の小遣いになるかどうかだと思うが。

良い店というより、味わいのある店。

そんな店もある。知ってた?