長い間両親の家に住んでいるのだが、日当たりが悪くて、庭が狭い。
隣の芝生は青いというが、事実隣家の庭がうらやましい。
アジサイや椿の花がたっぷり明るい光を浴びて、形良く健康的に咲く。
うちのはなにもかも虫がくったりひょろひょろしたり。
さて、境界線の低い壁際、隣の庭には程よい高さの椿の木が植わっている。
色も形も素敵な白椿が咲く。
実際、こちらを向いている花に、手を伸ばしたら摘むこともできるし.
写真にも撮れるのだが、さすがに隣近所で悶着を起こすのは怖いので、ぐっと我慢し、ただ見るだけにしている。
でも気がついたら、庭のこちら側に知らぬ間に椿の木が芽を出し、放っておいたら子供の背丈ほどになっていた。
隣の白椿の実が落ちて、芽吹いたのだ。
ありがたし。とても得した気分。
来年あたり花が咲かないかなあ。
俳句は妄想句です。
白椿異国の鉢に浮かべたり
鉛筆を転がす音や浅き春
アネモネや絵筆の穂先柔らかく
しかしすみません。記事いっぱい書いちゃって。セーブしたいです。