資格試験の勉強をしたり、家庭菜園をやったり、いろいろと多方面に手を出したので、その本なんかが自然に溜まってしまっていました。
いい年して自分の可能性の出しどころを探し、四苦八苦していたのですが、どうも、あらゆる現実的方面に可能性は全くなく、ここで、写真撮って俳句やってカード引いてとくだまきしてるしかないことがはっきりしましたので、
教材などの断捨離を決行しました。
メルカリ行きです。
本当に未練はありません。
自分の不可能性の証明のような本の山。
幸い、実用書は早く売れるようで良かったです。
すっきりすっきり。
それにたいして、父が半分お金を出してくれた、小型陶芸窯。
これは、電気代が高くなるご時世、たいしていい作品も作れないしと、一時、断捨離を試み、部屋の外に出してみたのですが、心がひどく不安定になりました。
不要な物にもいろいろあるようです。
ふるいものにはいろいろな思いがついていきます。
何でもかんでも私は四苦八苦しましたが、手放せないものには、四苦八苦の苦い思い出の上から、楽しかった、ありがたかった、いろいろな人の顔を思い浮かべていこうと思いました。
物との付き合いは結局は自分との付き合いかもしれません。
一生懸命だった自分をどう受け止めるか。
結果の失敗を苦く受け止めるだけにするのか。
それとも、間違えても一生懸命だった過去の自分を許していくのか。
一生懸命さを支えてくれた人たちへの感謝をとどめておくのか。
部屋は小さいので快適に過ごすためには本当に物を選んで残していくしかないのですが、
処分しようとして、不安定になるようなものは、それに付いてくる感情と一緒に大事にするしかないようです。