たまには本を読んでみようと、興味のある植物の本を選びました。
それほど苦労することもなく読みやすかったです。
主に西洋文化と比べたざっとした日本文化史です。
日本人、植物とともに生きてきたことが分かります。
日本は植物の生育が旺盛なので、小さな田んぼで収量を上げるために、せっせと雑草を取っていったことからくる勤勉、自然災害が多かったことからくる復興のための協調など説明されています。
今、食糧自給率低いけど、コメと野菜は足りてるのね。
飼料用のをたくさん輸入してるそうです。
狭い農地ですが、一ヘクタール当たりの収量はとても多いんだそうです。
本当に手間暇掛ける集約型農業なんですね。
当たり前のようなことですが、人の生き方と風土の関係がこうまで密接だったかと改めて感心しました。
あと、雑草って、本来は強い植物ではないそうです。
ただ、子孫を繋ぐための工夫が人間の工夫以上に切実な感じがします。
それから、ちょこっとした知識が嬉しかったです。
ハルジオンは雑草を取るのをさぼった家に生えるから、貧乏草とも呼ばれるとか、
日本タンポポは弱いので、春先だけに咲いてさっさとタネを飛ばすとか、
イネ科植物は痩せた土地に生えてきたのが最初で、動物に食べられないようにいろいろ工夫したとか。
ペットのお墓を立てる心情は、昔からのことで、万物に神様が宿るとした日本人は草木供養塔まで立てていたとか。
草木供養塔、、、見たことあったかなあ?さりげなさ過ぎて記憶にないや。
でもそういった話、なにかのたとえ話をするときに使うといいかもと思いました。
さて、2時間コースの散歩。小川の傍を通ったら、菜の花が黄色い雲のよう。
まだ咲いていたのです。
小さな川に沿ってずっと菜の花。
ミツバチもいっぱい来ます。
かと思うと季節を先取りして道路のアスファルトの脇にヒルガオ。
直射日光が当たって暑いんでしょう。
これはヤグルマギクです。花壇に。
群れ咲いて星の花にら風のなか
採れたてを鉢いっぱいの菜飯にす
川沿ひを交はす挨拶春日傘