花とウォーキングシューズ

お花写真と俳句などです

二枝のバラ

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シランです。これもこれから楽しみな花です。鮮やかな赤紫がきれいです。f:id:natsunoasa777:20220428093815j:image

きれいに撮るのが私には難しいコデマリの花。たくさん花がありすぎて、どこを中心に置けばいいのかわからないです。


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上は今日のシャクヤクのつぼみの様子です。昨日からあまり様子は変わらないようですが、近くのつぼみはほころんでいました。

下はノイバラです。小さくてとても可愛いです。花びらの色もしべの色も明るく健康的に咲いています。民家の庭先に咲いていたものです。あんまりかわいいので思わず声を上げたら、ちょうどその家の女の人が茂みの奥から顔をのぞかせました。外からは見えなかったのですが、麦わら帽子を被って花を剪定していたのです。ノイバラは秋になると、赤い実をつけるので、クリスマスリースを作るのだとおっしゃってました。ついでに一緒に咲いていた一重の大きな白いバラ、ナニワノイバラを切って、「挿せば簡単につきますよ」と棘を取って私にくださいました。

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ありがとうございました。
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と昨日書いたら、今日は雨でした。びっくりするような広告が出ることもあるので、それを外すためにPRO仕様にしましたが、アフリエイトをやる才覚がないです。ああ、散財。しばらく髪を伸ばします。

 

 花弁落つ晩春の雨地のものに

 

 

 

早駆けの雲に


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激しかった雨が急に止んだかと思うと、見る間に青空が広がり、世界が強く輝き始めました。スマホを手に歩いていると、天上の烈風に追われた雲が、薄い影を落として、車も歩く者もことごとくを追い越していきます。下界でも風は強く、花の撮影には手間取ります。


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坂の途中では恋を急いだ若いアゲハチョウが二羽、向かい合って回りながら、空へ登っていきました。空き地に植えられた菜の花の上ではモンシロチョウが数羽、競うように飛び交っています。上は植え込みのイベリスです。何もかも露に濡れています。


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相変わらず茂みの中でウグイスも鳴いています。今日はごく間近で谷渡りの声を心ゆくまで響かせていました。耳元をくすぐり転がるようです。上はアヤメ科のモラエアの一種。

下はこれから楽しみなシャクヤクの蕾です。開花はもうすぐでしょう。


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一重のバラは満開ですが、暴風に大きく傷んでいます。かえってアイリスのほうが大きな花びらにもかかわらず、風に吹かれてもたおやかにしなるせいでしょう。傷みは少ないような気がしました。
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陽射しが強く、蒸しています。

 加速する世界変容春嵐


 

 

春落葉舞って


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モッコウバラの垣根にアジサイが早くも枝を伸ばしています。季節がひしひしとせめぎ合っています。雨は午前中に止む予定。太陽もじき輝き始めることでしょう。

 茂みより子雀餌を催促す

 

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一重の薔薇はこの時期の王者のような佇まい。辺りを圧倒しています。

 誇らかに歌う者あり春の森


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タツナミソウは皆同じ向き。光へ光へと文字通りさざ波立っています。

 光雲に春の海原思うかな


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今を盛りのクレマチス。昔から愛されていた花です。これからどんどん勢いを増していくでしょう。

 陋屋や鉄線の柵重々し

 

 今日気持ちよく過ごせますように。

 

ジャスミンの朝

 


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一重の白いバラが波打って輝き、ジャスミンが強く香るようになりました。すべてのものが喜びに震えるような素晴らしい雨上がりの朝。撮影日和です。

 茉莉花の香に噎せてなほファインダー

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上は朝露に笑う赤芽垣の花です。学校へ行く子供が垣根の向こうからランドセルを揺らして走っていきます。

 春風にあちこちの子の前のめり

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民家の横の草叢にカラーが沢山植えられていました。木陰をゆったりと咲いています。高価な厚地の絹布のようです。民家からは食器を洗う音が聞こえます。

 春深む朝餉の時を遅めたし

 

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写真は小さなユウゲショウです。鳥の声が響き渡ります。

 四十雀光の朝の生まれかな

 

ゴールデンウィークまで、あと少しです。

大町自然公園

今週のお題「好きな公園」

ずいぶん昔に近所の句会の先輩方と吟行に来て以来、年に数回、一人でスマホ撮影に通うようになりました。

この辺りには珍しい湿地帯の公園で、少し暗くて狭い感じがしますが、水の上の長い舗装路を歩いていくと様々な自然の宝物に出会えます。

住宅街には見当たらない珍しい生き物ばかりです。

今日はとても良い天気でしたので、思い切って遊びに行きました。初夏の風が気持ちよいです。ウグイスの声が大きく響きます。昼過ぎでしたが、人はまばらでした。

まず湿地の深い緑の中に、ところどころ黄色いアヤメが鮮やかに咲いていました。花の上にアリさんもいるのわかりますか?

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足元の水辺にはクレソンやナガバオモダカの花が白く咲いていました。
他にもシオカラトンボが飛び交い、ルリタテハ、アオスジアゲハが居ました。

湿地帯を過ぎ、まだ咲いていないバラ園を過ぎ、道の脇、うっそうとした木陰に、いつもは花を閉じがちのキンランがこの表情です。温度が上がったせいか明るく開いています。羽虫もいます。

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ジュウニヒトエに、ホタルカズラが咲いていてタガラシを見つけました。小さいですがつややかです。
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付属の熱帯植物園は無料ですが見応えがあります。でも月曜日は残念ながらお休みでした。植物園の周囲にも小さな庭園があり、珍しい草花やメダカを育てています。

クマガイソウが咲いています。
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クマガイソウは民家の庭先にも最近まで生えていたのですが、すっかり見かけなくなりました。ここに来れば見られるようです。

たっぷり遊んだ帰りがけ、ツマグロヒョウモンがハルジオンの蜜を吸っていました。

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メスですね。私がスマホを向けてもゆったりしています。
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撮影させてくれてありがとう。とても気持ちの良い一日でした。

 野藤散る気息静かな湧水地

 

 

 

高齢の親


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凄い不孝者の娘なのですが、親はそれでも深く愛情を注がずにはいられないようです。いい年をした私が何か物を食べているのをじっと見る時の、親の安らいだ表情と言ったらありません。親のほうが甘い蜜を注がれたように満ち足りた様子をしています。母にしろ、父にしろです。

私の方は、有り難い反面、子供の状態からまるで一歩も進んでいない現実をその都度まざまざと思い知らされ、そら恐ろしくなる訳です。無駄飯食いが赦されるわけないのです。

普通なら親を介護していて全くおかしく無い年齢です。大切されているのが子供ではまずすぎるのです。傍からこの光景を見たら、何かの風刺漫画のように思われることでしょう。これでは子供部屋おばさんどころか揺り籠おばさんといった状態です。

家事はできるだけやるようにしています。ただ、眠れない日や、状態が悪い日は無理をすると、あとに祟ります。

親はそれがとても怖いのです。

状態が悪くなったときは、なるべく早く薬を飲んで、それでも悪いときは病院に行く、というのが何時もの手順です。しかし、一見したところ言動には何の異常の無いときでも、いつ何時どうなるか分からない、というのが親の見立てなのです。

私はポーカーフェイスらしいです。表情を読み取ることが出来ないそうなのです。

突然、人間が豹変してしまうそうです。感情が暴発してしまうんですね。何時もは抑えているのかもしれません。と、いうか自分の感情に鈍すぎて、今自分が嬉しいのか怒っているのかなかなか気付かないのです。

こんな事を公表してしまうこと、場違いとは思いますが、ブログに書くと気の流れが良くなる気がします。

ともあれ、親は子がこんな状態ですから、自分の健康管理には一歩の妥協もありません。しかし、物事には限界があるというもの。そろそろなんとか私自身が健康を取り戻さないと、目も充てられないことになりそうです。

ブログにたよると、心が安定するのがありがたいです。なりふり構っている状況ではなくなっています。

あ、写真はアマドコロです。公園に咲いていました。

 

香る朝

雨上がり、すべて物がしっとりと水に輝く朝です。ピンクというより薄紅だなあと思いながら、牡丹の水を変えて、なんとなく気持ちの良い陽だまりの庭園の中にいるような心地になりました。

 金色の蘂に羽音や富貴草

実際に蜂の姿を見たわけではありませんが、牡丹の中心の美しい黄色い蘂はミツバチが喜びそうな色としか思えませんでした。

下はツリガネスイセンです。
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 遅き春をうつむき咲くや風の中

歩いていると人の庭先によく見かけます。道路際にも植えてあります。色はピンクのほかに紫もあります。やはり下から上まで順次に咲いていくようで、ピントが合わせずらかったです。とてもかわいい花なのでそこが残念です。

その下はシャガ。

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 御手洗の水こぼしをり射干の花

湿地や暗い水辺が似合う花だと思います。きれいな花なのですが、なぜか明るい印象がありません。きれいに撮りたいと思い、これも何度も撮影したのですが、ピントが合いません。アヤメ系の花はどこにピントが合うのかわからず難しいです。

歩いていると、頭上高く燕の鳴き声が素早く飛び交うようになりました。もうすぐ巣作りを終え、子燕の姿があちこちで見えるようになるでしょう。
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 降下して子育て上手つばくらめ
上は玄関先に出ていたシンビジウムなのですが、燕の子が餌を待って口を開けているように見えて仕方ありませんでした。良い一日になりますように。