流鶯の朝方の空明るくす
春先はおぼつかなかったウグイスの鳴き声が、自信を深めたように大きく聞こえます。朝方散歩をしていると、広い庭を一人で手入れしている女の人がいたので、声をかけて花の写真を撮らせていただきました。だんだん写真が雑になってきましたが、上がその花です。ボタンキンバイかもしれません。珍しいです。私には初めての花でした。
今日は午後から雨だそうです。ボタンといえば、ピンクの牡丹が庭で三輪も咲いたので、雨で傷む前に今度は遠慮なく切って花瓶に差しました。甘く深い良い香りがしました。先に咲いた白の牡丹にはまるで風格すらあるように感じましたが、ピンクはピンクできれいな女の人が笑うようにとても華やかでした。しばらく卓上で楽しめそうです。
写真はアイリスです。きりっと屹立しています。いくら覚えようとしてもあやめ系の花は区別がつかないのですが、このアイリスとは西洋あやめのことだそうです。鋭く咲いているので、曇っていても朝が引き締まる感じがします。
並び立ち高きを求むイリスかな
下は月見草。気が付けばさりげなく足元に咲いている花です。黄色ではないので名前を間違えやすいのですが、ぼうっとやわらかく灯りをともすように咲いているようすがやはり夜空の月を思わせるのかもしれません。
隠しごとほのとささやく月見草