花とウォーキングシューズ

お花写真と俳句などです

ピンクの牡丹咲き始む


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生きる地獄に死ぬ地獄。同じ地獄に住むならば、牡丹の花咲く現世をせめての花の便りかな。

私は統合失調症です。昔で言うなら狂疾の身です。幸いにして月一本の注射で日常生活はほぼ大過なく過ごすことができます。しかし、仕事が一切できません。人との交わりに困難をきたします。と、いうか長く付き合っていると、いつか病気の気配を嫌がられ、疎まれ、遠ざけられます。

どうしようもなく周囲に多大なる迷惑をかけ続けて生きています。結婚の夢は無理難題。かといって一人で暮らすこともできず、扶養家族となって、老親の世話になっています。

この先を思うと、ぞうっと冷や汗が出てくきます。と、いうのも、勝手知ったる長期療養病棟に長居できるかと言われれば、1週間で絶望し、退廃し、死ぬのを待つだけの状態になり果てること間違いないからです。ほどほどにお嬢様育ちのおばさんなんで、あの環境に順応できるとは到底思えないのです。

なんらかの手を打たなければ、と気持ちばかり焦りますが、何しろ仕事ができないので方策がありません。行き場のない心と体を散歩とスマホに託しつつこのような駄文を書き束の間の慰めとさせていただくばかりです。

どうか、ご縁あってこのページを開くこととなった皆様、なにとぞ死に物狂い物狂いの病人の言葉をお目にかけてしまうことをお許しくださいませ。嘲笑なり、唾棄なり、あらゆる侮辱は当然私のものとさせて頂きます。

かの斎藤一人さんのお言葉によれば、人は死んでも魂は死なないとか。私ももっともなことだと思っています。いうなれば輪廻転生を信じているのです。生きるも死ぬも同じ身の上ではありますが、自ら命を絶ってはしばらくの間一人っきりで暗い中を漂っていなければならないでしょう。それならば苦しくてもこの世には人がおり、花が咲いているのですから、できるだけこの世に留まり、直に言葉を交わすことはかなわなくても、心のうちをどなたかと分かち合うことができればと、微かな望みをこのページに託すばかりです。どうかどうか、ご容赦のほどお願い申し上げます。

 再びの牡丹の息の柔らかき