雨上がり、すべて物がしっとりと水に輝く朝です。ピンクというより薄紅だなあと思いながら、牡丹の水を変えて、なんとなく気持ちの良い陽だまりの庭園の中にいるような心地になりました。
金色の蘂に羽音や富貴草
実際に蜂の姿を見たわけではありませんが、牡丹の中心の美しい黄色い蘂はミツバチが喜びそうな色としか思えませんでした。
下はツリガネスイセンです。
遅き春をうつむき咲くや風の中
歩いていると人の庭先によく見かけます。道路際にも植えてあります。色はピンクのほかに紫もあります。やはり下から上まで順次に咲いていくようで、ピントが合わせずらかったです。とてもかわいい花なのでそこが残念です。
その下はシャガ。
御手洗の水こぼしをり射干の花
湿地や暗い水辺が似合う花だと思います。きれいな花なのですが、なぜか明るい印象がありません。きれいに撮りたいと思い、これも何度も撮影したのですが、ピントが合いません。アヤメ系の花はどこにピントが合うのかわからず難しいです。
歩いていると、頭上高く燕の鳴き声が素早く飛び交うようになりました。もうすぐ巣作りを終え、子燕の姿があちこちで見えるようになるでしょう。
降下して子育て上手つばくらめ
上は玄関先に出ていたシンビジウムなのですが、燕の子が餌を待って口を開けているように見えて仕方ありませんでした。良い一日になりますように。