そろそろとまたご近所を散歩
午後でも日が短いので陰影が深いのが嬉しいです
お。花が増えてきた。
みんな同じ方向向いてるなあ。
さて、実験の方はいい加減にします。
でもまあ 山月記 を思い出されたのは耳が痛いですね。事実 私はつい最近まで周囲の人に心を開くことが全くできませんでした。自分も他人も欠点があるのが人間だと頭で理解していても感情的に納得ができず、弱さも醜さも許せなかったんです。内心自分が許せなかったんですね。人でなしだったと言うのが本当の所。家族を含めどんな人の中に身を置いていても表面的で冷たかったと思います。
つい先日講義を受けて、なぜ人に欠点があるのか解説してもらい、ようやく理解できました。要約すれば人一人一人は神様のような超越者とは違って相対的な存在で、それが個性を生み、全体として多様性のある豊かな人間社会なのだと言うことでした。当たり前といえば当たり前のことですが、講義をしてくれた先生の言葉にはそれをストンと納得させてくださるだけの力がありました。普通こういった言葉は生半可に言われても感情的には納得いかないものです。
私はこれまでバランスの取れた世界観に欠けていたのです。どうも超越者のような存在を実在としないと頭が整わないようです。ご想像の通り実にいろいろしでかしまして現在社会の爪弾き者ですが。でもまあおかげでこれからは周囲の人にちゃんと暖かく接する事ができそうです。
遅すぎると言いなさるな。人間には未来しかない〜。としか言いようがないです