夜、海の気配を感じることがあります。何かに飲み込まれそうな気分のときかな。
子供の頃は海の近くに住んでいましたので、遠くなった今は却って海が恋しい気がします。
得体のしれないものの代名詞のようでもあり、そばにあると落ち着くものでもあるような。
波のリズムは本來の鼓動のリズムだそうですが、海を見ると物事にひどく醒めた目になる自分がいます。
土は自分の手で作物を育てる可能性があるせいか、とても朗らかな感じが私にはします。
山の怖さ、雪の怖さをちゃんとは知らないせいか、土に安住安心する気持ちが納得できる感じ。
それに対し海はひたひたとして不気味です。
明るいときもありますが、奥底に笑っていない顔がある。
特に夜の海の怖いこと。
でも幼いときより海が小さく感じられるようになったのは感覚が鈍麻したせいかなあ。
散歩ができなかったので2個今日は作りました。小菊は乱れて咲いていますが、強くよく香ります。一応年の最後の花です。最後の太陽のエネルギーを一身に受けて世の中を限り咲く感じがします。折られても踏まれても咲きそうな小菊。
今、生半可に温室にいる私ですが、いずれまた折られて踏まれての思いをすることになる可能性高し。
菊の心を持たねば。
でもきっとさらに大人気なく騒ぐかもなあ。。。