すっきりしたところで。
夜ってなんでこんなに楽しいのかしら。
何をするというわけでもなく、机の前に座って、いろいろ考え事をすることの楽しさと言ったらありません。
決して人間嫌いではないのですが、会話も楽しいのですが、一人きりの時間の楽しさは本当にたとえようもありません。
ことに、この2月の真夜中のように、空気が冷たくて、美味しくて、指先を伸ばすとひんやりとして、しんと静まり返った中で一人で呼吸することの喜び。
春先の空気はおいしいです。
できればもうちょっと部屋が片付いてくれればなおいいのですが、こんな時間にごそごそ音を立てたら、階下の両親がまた発病したかと心配して起きだしてしまうので、じっとしていなければいけません。
透明な小人さんが現れて、音もなく部屋を片付けてくれればいいなあ。
昨日はグラタン作ったし。今日は何しようかな。
如月の夜の空気の甘さかな
緋寒桜咲きこぼれてや風を見る
遠回りして坂道登る木瓜の花