スマホ写真です 。連日三番瀬に行きました。今まで あまり行ったことのなかったところなので、ちょっとびっくりしています。
正直なところ偏見があって、 東京湾に全く期待してなかったんです。子供の頃住んでいたところは 海水浴場の近くで 綺麗な海岸が広がっていました。歩いてすぐの海には松があって 砂浜が広がっていてすぐ泳げていろんな思い出があります。で、大きくなって東京湾に近いところに移り住んだわけですが、干潟というものが理解できなかったし、海に行くのに 大きな工場をたくさん見なきゃいけないっていう状態が耐えがたかったし、そもそも 工場 だらけの東京湾で生き物が住めるものかどうかも危ぶんでいたので本当に見向きもしませんでした。
しかし実際見に行ったらあんまり 素晴らしいので驚きました。干潟は豊かだったんです。生き物がうじゃうじゃいるんです。小さなカニやヤドカリや手に取ることもできるし、それをめがけて鳥がもう本当に何千羽って来るんです。あれ 東京湾ってこんな感じだったの って感じでした。
今朝は 船橋は朝8時のバスに乗りました。着いたのは8時半頃かな。まだ海岸は潮が満ちていて、鳥は鳩ぐらいしかいなくて、普通の浜辺のように穏やかな波が寄せていました。稲毛の浜 より 穏やかでした。それが次第に潮が引いていくと 水の流れが複雑になっていってあちこちに だんだん水の作る縞模様のついた 砂地があちこちに現れてきて、いつのまにか 何十メートル先まで砂地が広がって行くのです。その砂地に足を踏み入れると小さな穴がいくつも開いていてそこから生き物が発する泡が出てくるのです。波が引いて、砂地が遠くまで あらわになると 海鳥たちが集まってきます。最初に近くまで寄ってきたのは背中が黒く お腹が白く くちばしの 赤い 都鳥でした。遠巻きにしていたカメラマンの視線にもかかわらず数羽がくつろいでいました。それから 白いかもめやサギがいっぱい来てほとんど ぎっしりと言ってもいいほど場を埋め尽くしました。
空には黒い雲が動くように 鳥の群れがあちこちに湧いてきます。大変な数です。
こんなところは今まで知りませんでした。
これは貴重な宝だと思います。
後で聞いたら鳥の中でもシギの一種が何もないように見える砂地をつついていましたが 人間の目には見えない バイオフィルムというものを食べているんだそうです。微生物 なんでしょうね。ヌルヌルしたものだと言います。他の人に聞いたら ブルーカーボンと言って干潟の二酸化炭素 吸収率と固定化は大変優秀なんだそうです。森林を超え、長期に渡って二酸化炭素を固定できるとか。
小さな生き物たちですが非常に豊かな生態系があると思います。
これは❣ と驚きました。本当に大切にするべきだと思います。
で持ち帰ってしまった鳥の羽根を返しに行った次第です。はっこれもバイオフィルムの原料なんだわって感じです。
結構 焦りました 。環境に対する作法が身に付いていません 。気をつけようと思います 。細心の注意が必要だと思いました。拾うのはゴミだけにしなくては。
鳥の羽根戻しに行きぬ秋の浜