花とウォーキングシューズ

お花写真と俳句などです

牧野富太郎植物記1野の花1

f:id:natsunoasa777:20220506144203j:image

花のことをもっと知りたくなり、牧野富太郎さんの本を少しだけ当たってみました。

青空文庫で何冊か、大人向けの本もありますが、言葉遣いが厳めしく、読みづらく、結局、子供から大人まで親しめる1973年初版の本を図書館で借りました。

少し古いけれど、ルビが降ってあるし、ですます調だし、絵や写真もついていて親切な本です。

冒頭の「牧野富太郎博士のことば・植物はわが友」という文章が本当に味わい深く、わかりやすく、素晴らしいです。大切な事を伝えています。

紹介されている植物も、春の七草からはじまり、オオイヌノフグリ、スミレ、ツクシ、フキ、タンポポヨメナヒメジョオンなどなど身近な植物から始まっています。

多くの図書館にある本ではないでしょうか。

花の本体の説明も詳しく丁寧で、一回読んだだけでは到底覚えきれません。

でも一回読んだだけでも、いろいろ面白いことを知ることができます。

牧野富太郎植物記〈1〉野の花

全8巻だそうで、楽しみにゆっくり読んでいきたいと思います。

しかし、ほんと、いい本です。新しい版出ないかなあ。

さて、近所の花を渉猟して回り、だんだんめぼしい花がなくなってきました。

でも文章を書くと心が落ち着くという現実。

無い知恵を絞ってなにかしらを紹介したいと思いますが、うまくいくといいなあ。

 

 図書館に五月の匂い光窓

 

公園の朝


f:id:natsunoasa777:20220504065312j:image

おはようございます。朝から1時間半も歩き、空き地や公園をさまよってスマホをかざしています。上はマツヨイグサ?朝6時に咲いているんですが。マツヨイグサ属は120種類以上あるそうで、うかつなことは言えないですね。気を付けなくては。

その下はヘラオオバコ。最近見この辺ではオオバコは見かけなくなって、UFOみたいなこのヘラオオバコばかり。可愛いですが、植物界、栄枯盛衰激しいようです。f:id:natsunoasa777:20220504065325j:image

下は公園に咲いていた最後の一輪のカジイチゴ。灌木でした。キイチゴになるそうです。公園で争奪戦が起こるのかもしれません。
f:id:natsunoasa777:20220504065341j:image

その下は道端のアメリカフウロ。小さい花です。フウロとあるだけあって、昨日のヒメフウロと形が似ています。花が終わった後の形も似ています。これこそゲンノショウコなのかとも思いましたが、ゲンノショウコは秋に咲くそうですね。
f:id:natsunoasa777:20220504065351j:image

下は朝日を浴びる公園のオルレア。白い花は朝に見るとすがすがしい気持ちになるような気がします。
f:id:natsunoasa777:20220504065403j:image

散歩のときはくまなくあたりに目を光らせて花を探して歩いていますが、土地がツツジナガミヒナゲシに場所を取られて、ほかの花が咲くことが難しいような感じがします。ツツジ、きれいですが、写真に撮るのは苦手です。とか言いつつ、おまけで昨日撮ったクロアゲハが一心に蜜を吸っているところを。f:id:natsunoasa777:20220504071935j:image

確か明日は立夏になるそうです。揚羽は夏の季語、躑躅は春の季語。

 

 影の濃い躑躅の道や反射光 

 

 

 

かわいい小さな野の花


f:id:natsunoasa777:20220503065700j:image

ヒメフウロでしょう。住宅地の石垣の下の土から生えて咲いていました。全くの当て推量ですが、山野草として売られていた苗のが広まったかなあと思っています。最初はゲンノショウコなのかなと思いましたが、同じフウロソウ科フウロソウ属の仲間なのですね。さりげなく咲いていましたが、とてもきれいな色です。美容のために役立つとか。

下はペラペラヨメナ。ヒメフウロが咲いていた上の石垣の間にしがみつくようにして咲いていました。花の色は白からピンクにそのうち変わるそうです。ペラペラヒメジョオンともいうそうです。f:id:natsunoasa777:20220503065713j:image

公園には倒木が朽ちたところからキノコが生えていたりして。

f:id:natsunoasa777:20220503065729j:image

アミヒラタケなのかなあ。でも軸が違うような。雨が良く降って適温なので生えてきたんですね。その公園におなじみのハハコグサ春の七草ゴギョウはこの草のことだそうです。春の七草、本当にその辺の草なんですね。
f:id:natsunoasa777:20220503065750j:image

拡大してみるとこんな作りになっていたんだなあ。雫に濡れて良く見えませんが。
さらに歩いていくと、手入れのされていない坂道脇の灌木の間にコゴメウツギが風に揺れるように咲いていました。本当に米粒のように花びらが小さく、稚いような咲き方。
f:id:natsunoasa777:20220503065631j:image

住宅地でも、コースを決めないで散歩を深めていくと、いろいろな草花を見ることができるようです。でもどんどん歩行距離が伸びています。今度はどの道行こうかな。

 

 早朝の草香りたつ春野かな

 

 

 

目立たぬところの


f:id:natsunoasa777:20220502145521j:image

花の写真、だんだん雑草にも目が向くようになりました。これは駅の近くで咲いていたクサノオウ。薬草というかとても作用の強いケシ科の花です。葉をちぎったり茎を折ったりするとペンキのような黄色い液が噴き出てきてびっくりします。触ると炎症を起こすそうです。気を付けましょう。緑色のめしべがくいっと曲がっているのでわかります。

f:id:natsunoasa777:20220502145509j:image
上はオニタビラコ。どこにでもみかける雑草です。別の花、やはり黄色くこれより大きいコオニタビラコ春の七草ホトケノザとして食べるのだそうですが、こちらのオニタビラココオニタビラコと間違えられて、七草粥に入れられてしまうそうです。でも毒ではないそうです。

下は公園花壇のアイスランドポピー。あんまり鮮やかでまぶしく、正視できないほどでした。アイスランドとなっていますが、ヒマラヤ原産だそうです。以前はヒマラヤゲシと呼ばれていたそうですね。f:id:natsunoasa777:20220502145457j:image

ブログに文章を書いていると、とても張り合いがあります。簡単に調べて書いていますが、誰よりも自分の勉強になっています。園芸種の花もきれいですが、小さな雑草も面白くなってきました。ありがたいです。 

 

  踏み分ける空き地を葎若葉かな

 

密かに咲くもの

f:id:natsunoasa777:20220501075122j:image

今日は曇り空です。大きくあでやかな花よりも、草の陰にひっそりと咲く花にご縁がありました。まず上は庭先のミヤコワスレ。下の花も白ですが、薮で咲いていたミヤコワスレ。別名はミヤマヨメナだそうです。春に咲く野菊なんでしょうね。日本原産だそうです。なかなか難しいです。ドクダミの葉にうずもれるようにして必死で咲いていました。花びらが少し足りないようで華憐な感じです。

下はコンフリー。これも空き地に咲いていましたが、近所の人が植えたものだと思います。昔ハーブとして流行したそうですが、肝臓に悪影響があるとされたそうです。ヒレハリソウとも言って、花が鈴なりに咲くさまがまるでガラス(玻璃)の魚のヒレのようだと思われたからだそうです。f:id:natsunoasa777:20220501075128j:image

その下はおなじみのスノーフレーク。やはり薮に咲いていました。風で揺れたり、遠近が付いたりで、なかなか近くで撮影できなかったのですが、ようやく何とか形になったでしょうか。f:id:natsunoasa777:20220501075204j:image

最後は、ふと見上げて熱帯の果物が実るように咲いていた桐の花。これも坂道の横の宅地になりようがないところに。高く咲いていたので粒子は荒い撮影です。あまり野の花がないような環境ですが、時に目を見張るようなものに出くわします。毎日の散歩、とても面白いです。f:id:natsunoasa777:20220501075235j:image

植物のこと、もう少し腰を据えて知りたくなりました。図書館で植物学の父、牧野富太郎さんの本を借りてみてみようと思います。来年の朝ドラの主人公のモデルとか。立派で、大変な先生だったそうですね。

 気負いなど捨てよと都忘れかな

 

 

 

 

 

蒼風に鯉幟


f:id:natsunoasa777:20220430111410j:image

雨やんで朝方は涼しく気持ちの良い散歩日和。朝日をクローバーが見上げています。新緑の陰に小さな木の実?がついています。下2枚です。何の花の後だったかわからないのが残念です。f:id:natsunoasa777:20220430111445j:image

f:id:natsunoasa777:20220430111457j:image

今日のシャクヤクのつぼみは雨に濡れていますが、気温が低いせいか、まだ変わらぬ姿。一気に花開くものなのかもしれません。
f:id:natsunoasa777:20220430111513j:image
鉄線がやはり豪奢です。

f:id:natsunoasa777:20220430111531j:image

公園ではこいのぼりがたくさん泳いでいました。
f:id:natsunoasa777:20220430111546j:image

最後はジキタリス。イングリッシュガーデンには欠かせないそうですね。
f:id:natsunoasa777:20220430111605j:image

この先何かできないだろうかと思っています。病気が治ったとはいえないまでも、調子は良くなってきました。何の資格もなく、年齢も年齢だし、両親が猛反対するので仕事がかなわないのですが、未来を信じたいです。

 夏近し真澄の鏡我を見る

晩春の雨しとど

なかなかの雨ですが、買い物に行きますので、行きがけにスマホを構えたりします。傘は脇に置きます。上は優しい色のオダマキです。うつむき加減の花はなるべく下から撮りますが、そうすると、ますます私の方が言いようのない恰好になってしまいます。あまり道行く人もいないので、失礼していますが。


f:id:natsunoasa777:20220429162559j:image

元気な色で人を励ましてくれるエニシダ。これからどんどん咲きそうです。今日はこの二枚しか撮れませんでした。

家で暇に任せて、ぼうっとしています。ついついお金を払ってしまったことを考えると、ブログはおろそかにはできない存在になったのだなあと思います。若いころはひどいものだったと自分でも認めますが、この頃特に常識を大切にしたいと思っています。

ブログを書き、顔の知らない人に自分の考えていることを公表することは、自分がそれなりの常識に従っているかを確認する作業になっています。

常識とは何かと考えると、いろいろな人のいる社会の中で周りにいる人の心を大事にし、他人と共存共栄ができる言動をすることだと思います。その中で自分を生かしつつ。

常識は愛のない人間には備わらないそうです。私は我が強いのか、自分を戒めても我慢が聞かないときが多いです。

感情がうまくコントロールできず、結果的に今ほとんど引きこもっていますが、それでもかろうじて社会性を保つ手段としてブログはありがたい存在になっています。

誰でもそうかもしれませんが、私はしゃべるよりも書く方が正直になれるからです。ある程度、人の目を気にしないと、私はおそらく人間として良い方向には進めないと思います。

職業社会のスピードにはついていけませんが、社会性はどうしても保ちたいです。

こうやって書いていると、気の流れがよくなり、精神衛生上良いのです。ありがとうございます。花の美しさに頼っています。

下はボリジの花です。砂糖掛けにしようと思って摘んでみました。不器用なので、うまくいくかどうか。

  

 春宵を夢うつつにか雨の音